ざんぎり頭をたたいてみれば文明開化の音がする話

雑学

一度は聞いたことあるんじゃないでしょうか。教科書にも載ってたと思います。

明治初期に「ざんぎり頭」という西洋人風の髪型が流行りました。それは江戸時代の鎖国を終え一気に西洋の文化や文明が流れ込み、さぁこれから西洋諸国に追いつくぞというまさに”文明開化”の時期だったのでこういう歌が生まれたんですね。

さて実はこの歌はこれが全文ではありません。この文より前にも文句があります。全文は以下です。

「半髪頭をたたいてみれば因循姑息の音がする

総髪頭をたたいてみれば王政復古の音がする

散切頭をたたいてみれば文明開化の音がする」

【半髪頭→ちょんまげ 因循姑息→古い習慣に固執していること】

→未だにちょんまげしてる人は遅れてるなぁ。時代に取り残されてるやん

【総髪頭→坂本竜馬的な髪型 王政復古→武家による政治から天皇中心の政治に戻ること】

→お、ちょっとカッコいい感じで前向きやん。世の中を変えそうな気概を感じますな

【散切頭→短く切ってそのままにした髪型 文明開化→そのままの意味】

→もうすっかり欧米か!めちゃめちゃ時代の流れに乗ってますなぁ

というような意味で歌われたそうです。しかしペリーが来たときの「たった四杯で・・」のあれとか昔の人はいろいろうまい事考えますね。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

総髪頭の坂本竜馬よりも散切頭の高杉晋作の方が先に死んでしまい、そして坂本竜馬はちょんまげのオッサンたちに殺されてしまう。時代とはまっこと皮肉なものやき。

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