カラスの島流し

雑学

「犬公方」でお馴染みの徳川五代将軍綱吉。すべての生き物を殺してはいけないという「生類憐みの令」を出したことでも有名です。

この政策が良かったか悪かったかは別としておもしろい逸話を一つ。

綱吉が江戸城の紅葉山を気分よくお散歩されていた時の事。

一羽のカラスが飛んできてなんと綱吉の頭に糞を命中させたのです。

それまでご機嫌だった綱吉は怒り心頭。すぐさま御家来衆に命じ犯人のカラスをひっ捕らえます。

しかしここで問題が起こります。自身が発した「生類憐みの令」によりそのカラスを殺すことができないのです。いくら将軍様とはいえ自分で法を破っていては示しがつきません。

そこでそのカラスは檻に入れられ人間の罪人同様、伊豆の流刑島に「島流しの刑」となります。

人間同様、二人の侍に護送され島に着いたカラスはそのまま放たれたそうです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

将軍綱吉は悪評が多かったのですが最近になり見直されているそうです。

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