スマホのブルーライトは本当に目に悪いのか

雑学

数年前から巷でささやかれているブルーライトの悪影響。パソコンやスマホの画面からでるブルーライトという光は目に悪く視力の低下につながると言われています。実際ブルーライト軽減メガネなどが至る所で売り出され購入する人も少なくないようです。

さてこの「ブルーライト」は本当に目に悪いのでしょうか。

ブルーライトというのは可視光線の中でも紫外線の次に波長が短い光です。波長が短い分それだけ強いエネルギーを持っているのでそれが眼にあたるとそれなりのダメージを受けると考えられています。

そういう理由でパソコンやスマホの画面を見続けることは目に悪影響だと言われるようになりました。

確かに理論上はそう考えられるのですが実のところ実害が出たというデータがないのが現状です。加えて2021年に日本眼科学会がパソコンやスマホの画面から放出されるブルーライトの量は自然光に含まれているそれより少なく目に害を与えるといった科学的根拠は存在しないという論文を発表しました。また米国眼科学会も同様にブルーライト軽減メガネを使用しても眼精疲労の予防効果はないとしています。

確かに深夜にパソコンやスマホの画面の光を見ることで眠れなくなる可能性は否定できないのですがこれもパソコンやスマホに限らず光を発するものを見れば同様の影響があるので特にパソコンやスマホが悪影響とは言いきれません。先述の米国眼科学会の見解でも逆に日中にブルーライトをカットすることで体内時計が狂い交感神経や副交感神経に悪影響を及ぼす可能性があると注意を促しています。

メガネ屋さんは視力の良い人にもメガネを買ってもらうチャンスなので”ブルーライト”の悪影響を宣伝するのは当然なのでしょうが、そういった根拠についてもよく考えてみることも重要かもしれません。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

メガネをかけるのは嫌ですが賢そうに見えるのでちょっとあこがれもあります。

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