どうなるってそりゃ墜落でしょ。って普通思いますよね。映画なんかでもそうです。
でも実際はそう簡単には墜落しないよう設計されているんです。
もし飛行中にエンジン停止やテールローターが故障した場合ヘリコプターは正常に飛行できません。当たり前ですが。その場合でも回転翼は即座に停止しないんです。
まずそれまでエンジンが回していた回転エネルギーが残っているのでそれを利用して回転を続けます。この時エンジンからの力はないので積極的に移動することはできませんが墜落はしません。そのままゆっくり下降を始めます。
この下降によって回転翼は下からくる空気によって回転エネルギーを得ることができます。回転翼を風車と考えるとそれに向かって息を吹きかけたようなイメージでまた回り始めます。そのおかげである程度の揚力を得ることができるので一気に墜落することなく”ゆっくり”下降することができます。
あとはパイロットの腕の見せ所です。瞬時に着陸に適した場所を定めゆっくり着陸します。
ヘリコプターのパイロットは全員こういう事態を想定して訓練を行っているそうです。頼もしいですね。
そういうことですので心配せずヘリコプターに乗ってください。こういった安全技術はヘリコプターとドローンのハーフみたいな「空飛ぶクルマ」にも脈々と受け継がれているので安心です。大阪関西万博へおいでの際は是非。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
そういう僕は閉所恐怖症なのでヘリコプターは別の意味でちょっと怖いです。
コメント