電化製品は最近は充電式の物が増えましたがリモコンや懐中電灯などまだまだ乾電池式の物もたくさんあります。
こういう乾電池式の場合、当然やってくるのが電池交換です。普通は乾電池の必要数だけ全てをまとめて取り換えます。
しかし時々「使いさし(中途半端に使用した)」の乾電池が余っていたらそれを混ぜて使う事ありませんか。例えば4本中3本は新品で1本だけ使いさしというケースです。僕はよくやってました。もったいないですからね。
でもこういう使い方は危険が潜んでいるようです。
乾電池は厳密に言うと単純に残っている電力をそれぞれが同じ”力”で消費しているわけではなく減ってくるとその”力”が弱ってきます。人間と同じで歳をとると力も弱くなるんですね。
そんな古い乾電池を新品と混ぜて使うと、新品の若い力は強いので古い乾電池もそれにつられて”無理”してしまいます。そんな「強制放電」が続くと乾電池自体がダメージをうけてしまい液漏れなどの危険性があるんです。
乾電池から出た”液”は身体にとても有害です。触れるだけで家具などの塗料が剥げたり人が触れると皮膚が炎症を起こすこともあります。また微量に液が付いた手から口や目に入ると最悪の場合は失明や頭痛、嘔吐の症状が出る恐れがあります。
そんなリスクがあるので電池交換の際は「全て」新品に交換するのが安全です。確かにちょっともったいないですが、中古をあまり長期間保管することもそれ自体液漏れの可能性があるので安全のためにも思い切って捨てましょう。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
因みに捨てる時も上下の+と-の極にビニールテープなど絶縁テープを貼るようにしましょう。発火してしまう可能性があるからです。
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