住宅ローンの話

雑学

さて2回目にして早くも変わった話題を放り込んでみます。

これも実験です。全然勉強になる内容ではありません笑

住宅ローン使ったことある人ならわかると思います。

返済方法の選択。「元利均等返済」と「元金均等返済」

1文字しか違わない2つの漢字のかたまり。

結局その人の返済計画によって好きな方を選べばいいんです。が

そう言ってしまっては身も蓋もないので今回はこれについてちょっと考えてみます。

元利均等返済

「元」は元金。元金とは借りたお金の総額のこと。

「利」は利息。借りたお金にかかる利息のこと。貸した人の儲けになる部分。裏を返せば借りた人の損になる部分。

元利均等返済はこの元金と利息を最初から最後までず―――っと同じ金額ずつ返します。という方法。

この方法のいいところは最後まで毎月の返済額が同じなのでお金の計算がしやすいことですね。

悪いところは「元金均等返済」と比べて最終的に返済総額が大きくなってしまうことです。

なんでなん?

利息というのはその時点で借りてる金額の○%という計算で決まります。

つまり元金が減れば減るほど利息も減ります。

でもこの元利均等では毎月の返済金額を最初に決めてしまいます。

その範囲内で元金と利息が決まるんですが、返済開始時は当然元金が一番多い状態ですよね。

だから利息分も一番多い。決められた範囲内で利息もちゃんと払わないといけないので

開始時の元金は少なくせざるを得ない。

次の返済時は前回返した分の元金が減っているので利息もその分少なくできる。

だから元金の返済分も前回より多くできる。

こんな感じで少しずつ元金の返済額を多くしていくことになります。

元金が減る速度が遅いのでその分利息も多く取られてしまい

「元金均等返済」と比べて最終的に返済総額が大きくなってしまいます。

少々返済総額が大きくなってもいいから毎月の支出を一定にしたい!

という人向けですね。

元金均等返済

元金均等返済はそのままです。

元金を最初から最後までず―――っと同じ金額ずつ返します。という方法。

これのいいところはさっきの反対です。

「元利均等返済」と比べて最終的に返済総額が小さくなることです。

そして悪いところは返済開始当初の返済額は大きくなってしまうことです。

なんでなん?

上述の通り利息はその時点の元金総額に比例します。

今回は毎月の返済額に縛りがありません。そして元金の返済額はずっと同じ金額です。

返済開始時は当然元金総額が最大なので利息も一番多く取られます。

そして次に返済する時は前回返済した分の元金総額は減っているので

利息もその分少なくなり返済額も前回より減ります。

そうやってだんだん返済額が減っていきます。

「元利均等返済」は返済当初は元金の返済額を減らさざるを得ないですが

「元金均等返済」は返済当初から元金をガンガン減らしていけますので

最終的に元利均等より利息は少なくてすみます。

ローン返済計画の前半戦は返済額多くてもいいから返済総額を少なくしたい!

という人向けですね。

さてこれの話題ですよね。説明で疲れました笑

まあお決まりの雑学として家の購入なんかを検討している人がいれば使えそうです。

あとこういうのって一概にどっちがいい!というものではないです。

その人の考え方や状況によります。

とにかくお金の損得で考える人は元金均等。

サブスクリプション的に安定の定額を求める人は元利均等。

とはいえその人の経済力とか今後の収入や支出の変動も絡んできます。

そこに結婚とか出産とか入学とか病気とか事故とか引越とか転職とか相続とか政変とか災害とか

景気とか気分とか挑戦とか贅沢とかそれはそれはありとあらゆる出来事が訪れます。

それらを全て考慮した上で最良の選択を。

できますか?僕はできません。

将来を予測することは重要ですが予測できないのも事実です。

ローンに限ったことではなくほとんどすべてにおいてそう言えます。

じゃあどうやって決めたらええねん。

てなりますよね。でもそこからが自分の人生かもしれませんね。

試験と違って人生に正解はないんです。

誰に教えられたでなく自分の考えや信じる道を行くことがその人の人生なのかもしれません。

おっと話題話題。またもやこんな感じで深みにはまっていく会話に持っていくのはどうでしょう。

相手の人生観。考え方。いろいろ聞けてぐっと距離が縮まるかもしれませんね。知らんけど笑

ということで今回も最後まで読んでいただきありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました