交番などでおなじみの指名手配犯の顔写真。
江戸時代は手配犯の人相書きを使っていましたが、明治時代になって顔写真を使った指名手配書の制度に変わりました。この制度の導入で功績をのこしたのが江藤新平という人でした。
江藤は明治維新の功労者でもあり法律と司法制度の確立に大きく貢献しました。後年、職を辞した江藤は故郷の佐賀に帰ります。
なんとここで江藤は「佐賀の乱」と呼ばれる反乱を起こします。しかし反乱は失敗。江藤は行方をくらまします。
そして皮肉なことに以前自分が制度を作った写真付きの指名手配書によって捕まってしまいます。しかも写真付指名手配書による最初の逮捕者になってしまいました。
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実際は手配犯を街で見かけてもなかなかそれとは気づかないでしょうね。