漢字2文字の地名は非常に多い。ほとんどがそうだといって過言ではないです。47都道府県のうち漢字2文字ではないのは北海道・神奈川・和歌山・鹿児島の4道県であとは全て2文字。市町村なども2文字が圧倒的に多いですね。
これはなぜなのか。
実は1300年ほど前の和銅年間に当時の政府が「国などの地名は2文字にしなさい」という命令を出したんです。理由は諸説ありますがわかりやすいとか行政処理がしやすいとかいろいろあったんでしょうね。
その時からの名残りで現在でも2文字の地名が多いんですね。そしてその影響で氏名も漢字2文字が多くなっていったということです。特に苗字は地名にちなんでつけることが多いのでそうなりやすかったんでしょう。
文化圏の近い中国大陸や朝鮮半島では漢字1文字の人が多いのに日本人だけ2文字が圧倒的に多いのはそういった背景があったようです。でも漢字1文字だと結局同じ名前の人が多くなってややこしくなるし3文字だと書くのも手間なんで2文字くらいがちょうどいいのかもしれませんね。
因みに現在の地名は3文字でも4文字でもよく、ひらがな・カタカナどちらも可能になっています。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
自分の苗字は普通すぎる2文字なんで漢字3文字の苗字はなんかカッコよくてうらやましかったですね。
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