熊は本当は冬眠しない

雑学

今年の秋は全国的に熊の目撃情報が相次ぎ被害に遭われた方のニュースもよく聞きました。とはいえ、「被害」というのは人間側の問題で熊側にとっても死活問題なのでしょう。人間も弱肉強食という自然界の摂理の一部であることを改めて感じます。

ところでこの熊ですが本格的な冬になったら「冬眠」するとよく聞きますが実のところ熊は冬眠しないそうです。

冬眠というのは体温を活動限界まで下げて身体機能もほぼ停止させてしまうことを言います。熊はそこまでしないようです。体温も下げず機能も活動状態のまま睡眠状態に入ります。これは「冬ごもり」と言い冬眠とは違って長い時間眠っているだけの状態なんだそうです。

そういうことですので真冬でも何かのきっかけで目覚めて歩き回る熊も時にはいるのかもしれません。雪山でそんなお腹を空かせた熊に出会ったらと思うと怖いですね。

話は逸れますが町に出る熊を駆除することに抗議する人が毎回いるそうです。役所なんかに電話がかかってくるそうです。中には結構過激な発言をする人もいるとか。確かに動物愛護心の強い人にとっては熊が”かわいそう”なんでしょうが、襲われた人や作物を荒らされた農家の人も”かわいそう”です。これはどっちが正しいとかの問題ではないですね。生きるための戦いですから。

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