畳の敷き方のヒミツ

雑学

最近は和室が減ったので畳に馴染みが無い方も多いかもしれません。とはいえ旅館など畳の部屋は必ずありますから見たことない人はいないでしょう。

その畳ですが、ほとんどの場合互い違いに敷かれていること知っていますか。あれはなぜなんでしょうか。

掃除するのも目に沿って掃除する方がしやすいのに。見た目の事もありますがあれは縁起を担いでいるんです。

畳を同じ方向に敷き詰めた場合、必ず四つの隅が集まる場所ができます。縁が十字になる場所です。

あの場所を「四隅が集まる」→「死が集まる」と言い縁起が悪いとされるんです。

それでほとんどの和室では互い違いに敷いているんですね。これを「祝儀敷き」とも言います。

逆に十字になる四隅を作った敷き方を「不祝儀敷き」と言うそうです。

畳一つにもいろいろ深く考えて敷かれており、家に対する職人さんの思い入れが伝わりますね。

そういえばフローリングの板も十字になる部分がないような気がしますがこれも同じ理由でしょうか。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

「畳」という漢字はしっかり”十字”ができてますね。

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