蒸気機関の歴史

雑学

蒸気機関といえばイギリスの産業革命ですね。この蒸気機関を発明したのは?と聞かれると大抵の人が「ワット」と答えるんじゃないでしょうか。僕もそう思ってました。

でもいつものように違いました。

人類初の蒸気機関はなんと1世紀にすでに作られていました。ヘロンという学者が「アイオロスの球」と呼ばれる蒸気機関を作り出したのです。それ自体は沸騰した蒸気でボールがグルグル回るだけのしょうもないもんなんですが、その発明はしょうもないどころか人類の叡智となりました。

それから1500年以上たってイギリスの発明家トマス・セイヴァリがそれを進化させた機関を作り出しました。でもこれもまだまだ発展途上で不具合がとても多かったようです。

さらに18世紀に入り今度はトマス・ニューコメンが更に実用的な蒸気機関を作り出しました。またトマスさんですがセイヴァリとは別人です。今回の機関はかなり実用的で安定稼働できるようでした。しかし欠点は燃費が悪い。効率が悪く採算が取れるレベルではなかったようです。

そしてついに登場するのがトマス・ワット、、ではなくジェームズ・ワットというおっさんです。ワットは言いました「ニューコメンの蒸気機関の欠点見つけたで~」 そしてその欠点を徹底改造し燃費効率を約4倍まで上げることに成功しました。これによりとうとう商用レベルに達した蒸気機関を使いイギリスは産業革命を成功させついには”世界の覇者”になったのです。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

発明というと天才が「パッ」と閃くことを想像しますが全く違って地道な努力、どちらかと言うと”オタク気質”が成功のカギなんですね。

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