奈良公園の鹿の糞は誰が掃除しているのか

雑学

奈良公園には約1200頭もの鹿がいます。この鹿たちは当然ながら毎日糞をします。1200頭分の糞ですから相当な量になります。

しかし奈良公園に行ったことがある方ならお分かりかと思いますがさほど糞のニオイは気にならないですよね。誰が毎日大量の糞を掃除しているのでしょうか。

奈良公園の管理事務所の人がやっているのかと思いきや、実は奈良公園では糞の清掃は特に行っていないそうです。では一体誰が・・

実は鹿の糞を掃除しているのはコガネムシなどの「糞虫」とよばれる虫が掃除しているのです。奈良公園には「糞虫」の仲間は約50種類が生息しておりそれらが毎日大量の糞を食べまくっているのです。

鹿が糞をするとすぐに食べてくれるのでさほどニオイも残らない状態が保たれています。

そしてその糞虫たちが分解してさらに排出した”糞”は公園内の芝生の肥料になります。芝生は鹿の主食なのでそれらをまた鹿が食べて糞をするという永久機関のような素晴らしいサイクルが出来上がっているんです。

このサイクルが万葉集の時代から1000年以上も続いているのですから鹿はやっぱり神の使いなのかもしれません。

今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。

先日奈良公園のおとなしい鹿を蹴り飛ばす人の動画が出回っていましたがそんな人間は雷に撃たれればいいと思います。

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