高速道路には合流はありますが停止する必要のある交差点はもちろんありません。当然赤信号もありません。なのになぜ事故でもないのに渋滞が起きるのでしょうか。
事故などが原因でなく発生する渋滞は自然渋滞と呼ばれます。そして渋滞が終わる瞬間に遭遇したこともあるでしょうが”何もない”のに急に終わりますよね。不思議ですね。あそこに何があるのでしょうか。
自然渋滞が発生しやすいポイントはそれぞれの高速道路ではほぼ決まっています。そのポイントは大抵共通した条件があります。それは「サグ部」と呼ばれる場所です。
サグ部とは下り坂のすぐ後に上り坂が連続する場合にある”境目”のことです。下りや上りの勾配は高速道路ではとても緩やかに作られています。ドライバーは坂を走っていることに気がつかない程度です。
するといつの間にか意図せずスピードが落ちていたり加速していたりします。すると前を走る車との車間距離が急に詰まってきます。
そうするとドライバーは思います「あ、ヤバいヤバい。スピードおとさないと・・」
当然そこでブレーキを踏むのですが前を走る車と同じ速度にぴったり減速することなんて不可能ですよね。一旦それ以下に減速してまた速度を少し上げて・・という動きになります。この時の「一旦それ以下に減速」が味噌です。
それと時を同じくして更に後続の車は思います「おっと前の車が減速してきたやん、あぶないあぶない」
そこでこちらもまたブレーキを踏みますがぴったり前の車と同じ速度にはできません「一旦それ以下に減速」します。その後も以下同様の現象が連続して発生していきます。
例にすると100㎞で走っていた先頭車両が95㎞に減速すると、その後ろの車は90㎞にまで落とします。すると更にその後ろは85㎞に落とし・・が連続していきついに0㎞になってしまう・・
これが自然渋滞の正体でした。
だったらそのサグ部とやらを無くしてくれや~という意見もあるでしょうが地形のこともあってなかなか難しいのでしょうね。もちろんネクスコさんもなるべく渋滞しないようにいろいろ手は講じてはいるでしょうが。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
レベル5の自動運転が一般的になったら渋滞は撲滅されるのでしょうか。楽しみですね。
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