亀を助けた浦島さんはそのお礼に竜宮城で楽しい時間を過ごしましたが帰ったら誰も知り合いはいなくなっており一人寂しく玉手箱を開けてお爺さんになってしまいました・・で終わるというなんともひどいお話しですね。
人に親切にしたのにこの仕打ち。子供にどんな教訓として伝えたらいいのか悩みます。
しかし実はこのお話はここで終わりではなかったんです。
お爺さんになった浦島さんはこの後、鶴になって仙人の住む蓬莱山へ飛んでいきます。そこでなんと浦島さんは神様になるんです。すごい展開です。京都府の丹後地方にはこの伝説がしっかり残っているそうです。
さらに恩人の浦島さんに玉手箱を持たせた”悪女”として名高い乙姫様はというと、その後自身は亀に姿を変え神様になった浦島さんのいる丹後地方へ行き二人は再会します。そこで二人は結婚し夫婦の神様となり人々を守ったそうな。めでたしめでたし。
ここまで読んではじめてハッピーエンドなお話しになるんですね。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
しかし誰が何の目的で途中の不幸な場面で物語を終わらせたのでしょう。これはミステリーです。
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