みなさんご存じの魚「アユ」この魚は川と海で生活しています。
実はアユはいろいろな漢字表記を持っています。かなり多種にわたるようですが今日はそのうちのいくつかをご紹介します。
まずは「鮎」これは日本書紀の時代。神功皇后が新羅征伐に向かう前に”魚釣り占い”をしました。この時に「アユ」が釣れ見事新羅を征伐しました。このことから”魚で占う”と書くようになりました。
その次に有名な漢字「年魚」アユは秋ごろ川の河口付近で生まれそのまま海で暮らします。半年ほど海で過ごし春になり大人になったアユは川を上り始めます。夏の間はそこでトンボの幼虫や水苔などを食べ精をつけます。そしてまた秋が近づくとまた川を下り河口付近で産卵し一生を終えます。そうなんです。アユの寿命は一年なんです。そこから「年魚」と呼ばれるようになりました。
次は「銀口魚」これもアユと読みます。泳いでいるアユの口元が銀色に輝いていることからそう呼ばれます。これは特に先述のアユの一生の終盤、秋口の産卵期の子持ちアユを指します。おいしそうですね。
そして「香魚」これは”コウギョ”とも読みます。特に夏場に脂ののった時期のアユを指します。川魚はちょっと臭いものが多い中この時期のアユは香りもよく美味しいためこう呼ばれます。
他にも調べるといろいろな漢字があるのですがなぜかお腹が空いてきたので今日はこの辺で。
今日も最後まで読んでいただきありがとうございます。
大阪府茨木市に鮎川という地名がありますが茨城県には鮎川という川があるそうです。
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